いま問題となっている看護師の慢性疲労について考えてみました

看護師本人だけではない

安定した収入を得ることができて、女性が長く続けることのできる職業である看護師ですが、実際には重労働による慢性疲労を訴えている人がとても多いのだそうです。
求人を見ていると、看護師募集の記事は本当によく目にします。
求人に書かれている内容を見ていると、交代制、残業なし、などなど、重労働と言われるような感じではなくなってきているのかな、と思うような内容です。

しかし、実際に現役で勤務している看護師さんの半数以上が慢性疲労を訴えているというのです。
夜勤勤務なら仮眠もとれると書かれてはいましたが、実際には仮眠なしでの夜勤を強いられることもあるのだとか。
例えば、全ての看護師さんが独身者で仕事に出勤するぎりぎりまで寝ていることができる状況ならそれでもあまり問題はないかもしれません。
しかし、正直、そうでないことがほとんどだと思います。
また夜勤に入る看護師さんの中には夜勤の日でも、いつも通りに朝起きてという生活をしている方もいると思います。
それで仮眠なしで働く、というのではとても問題だと思います。
看護師さん個人の肉体的な問題もありますが、眠たいときの判断力の欠如など、患者さんに対しても被害が及ぶ可能性もあるわけです。

また別のサイトで見たのですが、女性の寝不足はイライラを誘発させるのだそうです。
イライラした状況で患者さんに対して温かい対応ができているのかどうか、これについても疑問が残ります。
とはいえ、職員の数が増えないと今までの業務にあたる体制を変えていくことはとても難しいことです。
職員の数が増えれば、それだけ個人の業務負担は軽くなりますから、看護師の慢性疲労対策にも繋がると思います。
その為、今ではいろんな病院が夜勤専従やパートの看護師の求人を出して人材確保に乗り出しているようです。